年間1人当たりどのくらい牛タンを食べている?

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日本国民全体の牛タンの消費量は年間で約5万トンと言われています。日本の総人口が約1億2600万人でありますので、これを基に単純計算してみますと日本人1人当たりが年間に食べる牛タンの数量は約400グラムという数字が出てきます。400グラムと聴けば少ない数字に感じてしまうかもしれませんが、通常の焼き肉店で出てくる薄切りにした牛タンは15グラム程度ですので、それに換算しますと約27枚となり、比較的多い数字となり日本国民が多く牛タンを食べていることがわかります。

この数字は単純に1人当たりの平均を算出したものでありますので、実際の社会事情を踏まえてみますと日本人全員が平均してそれだけの牛タンを消費しているわけではないのです。その理由の1つとして、仙台牛タンが有名な宮城での牛タン消費量の多さが挙げられるでしょう。
(参考:海外でも牛タンって食べられているの?

宮城県において年間の牛タン消費量は約5千トンと全国消費量のほぼ一割という大量の牛タンを消費しているのです。これを宮城県人1人あたりで計算してみれば、約2キロを消費しており、さきほどの日本人口全体の平均における400グラムの5倍、枚数にしてみると133枚とその多さを実感することができるでしょう。

しかし、これらのことを踏まえた上で宮城県を省く日本人の1人あたりが消費する牛タンの量を計算し直してみても、平均で350グラムとなり、薄切りの枚数にしてみては23枚程度となります。このことから、確かに宮城県での牛タンの消費量は格段に多いのですが、その他の日本人1人当たりが消費している牛タンの量もそれなりの多さになりますので、全体的に日本人が牛タンを好んで食べていることが分かります。