日本においてとても人気のある肉の部位である牛タンですが、海外でも食べられているのかということは気になるところですよね。日本にいる限りではあまり海外の食生活はなかなか知ることができないですので、実際に海外で牛タンが食べられているか検討もつかないことでしょう。
まず牛タンの消費量という点で見てみますと、全世界で消費されている牛タンの量は約10万トンであると言われています。その内のなんと50%である5万トンが日本で消費されています。このことから、海外でも牛タンが食べられているということは分かりますが、日本のようにそれほどカジュアルに食されているものではないということが理解できます。
日本が主に牛タンを輸入しているアメリカにおいて、牛タンはスーパーにも売られており食されてはいるのですが、その食文化的背景から牛肉を食べる際の部位はスタンダードである主要な筋肉がほとんどであり、そう頻繁に牛タンを食べるという風習はありません。
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→ 牛タンの国内における一日の消費量はどのくらい?
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牛タンはどちらかと言えばホルモンの部類に入るものですので、以前のアメリカであれば牛タンは使用せずにそのまま廃棄してしまうものであったようです。そのような食文化の点においてはフランスが発祥の地であるフランス料理においてタンシチューという牛タンを使ったメニューがあるように、牛タンを使用する食文化を持つ国もあります。
このように、牛タンは海外でも食べられているものであるのですが、国によっては日本人が思っているような手軽な食材であるという認識がないことや、日本でスタンダードな食べ方として定着している焼き肉などの調理法ではない食べ方をしていることがあるものでしょう。