牛タンの国内における一日の消費量はどのくらい?

国内における牛タンの総消費量は約5トンと言われています。これは一日の消費量に換算してみますと約13万キログラムとなります。一日に13万キログラムと言ってみても、あまり想像のつく数字ではないですが、焼き肉における牛タンの薄切りとして換算してみれば約870万枚程度になりますので、かなりの量が消費されていることがお分かりになるでしょう。また、日本における牛タンの消費量ですが、県別に見てみると宮城県が一番消費していると言われています。それも年間に5千トンの消費ですから、宮城県だけで一日当たり1万3千キログラムの牛タンが消費されているのです。

焼き肉店に行けば食べ始めにとりあえず牛タンを頼む方が多いということからも、日本人にとって牛タンはとてもカジュアルに食されている肉であり、これだけ消費量が多いということも理解できるのではないかと思います。

なぜこれだけ日本で牛タンが消費されているのかと言いますと、かなり高タンパクな肉であり、脂肪がつきづらい肉質でありますのでとてもヘルシーに食べることができるということが挙げられるでしょう。そして、元々牛タンはスタンダードに食べられる肉の部位ではなく、ホルモンの部類に含まれますので、ホルモンを調理して食べるという日本人の食文化としての影響も大きいと言えるでしょう。

日本がアメリカ産の牛タンの大部分を買い占めているということも事実でありますし、この国内における牛タンの総消費量が世界における牛タンの総消費量の半分を占めているという計算結果もありますので、日本人が世界単位で比較してみてもかなり牛タン好きな国民であるということが理解できるものでしょう。