やっぱり高級な牛だと牛タンも美味しいの?

high-quality Japanese beef steak sizzl
牛タンの風味を決める1つの要素であるのが、そのタンにどれだけ脂肪が含まれているかということです。脂肪といえばよく霜降り肉というものを連想するものではないでしょうか。牛タンはという部位は他の部位に比べてそこまで脂肪を含まないものでありますが、脂肪が多い牛であれば必然的にタンに含まれる脂肪も多くなりますので、霜降りになるような高級な牛であることは牛タンにおいても美味になるということが分かると思います。

ですが、一般的に食べられている牛タンの多くはアメリカ産のものが多く、国産の牛に比べて安価なものであることがほとんどなのです。この理由としては先ほども述べたようにアメリカ産の牛タンの方が安くに手に入るものであるということ、そしてアメリカ産であれば穀物飼育という方法で牛を育てているため脂肪分が多く含まれているということが挙げられます。
(参考:焼肉屋で食べる牛タンスライスのベストな厚さ

これらのことからも分かるように、たとえ安価なものであったとしても牛タンが美味しい場合が存在します。ですが、実際にはアメリカ産のような穀物飼育はコストがかかる飼育方法であり、その価格が安価であるのは牛タンという部位のみで購入できるという制度的な側面のためでありますので、やはりコストをかけて育てた高級な牛であるならばその牛タンも美味しいという方程式は成り立つものだと言えます。

広く流通しているのはアメリカ産の牛タンでありますが、もしその風味を最大限まで高めた牛タンを求めるとするならば、やはり国産で穀物飼育を実施しているタイプの高級牛が最も牛タンに適している肉となるものでしょう。そして、それゆえにお値段の方もかなり高くなってしまうものだと思います。